ビワ 枇杷 loquat

ビワの原産地は中国南東部で、ビワは実を食すほか、葉や種が漢方の生薬です。また実も喉によいとされています。色合いは皮も実もオレンジ色で、中の種の部分が大きい割合を占めます。糖度は1214度で、酸味はほとんどなく、上品な甘さと香り、食感がよいフルーツです。

日本では古代に入ってきて野生化しているものもあるが、栽培は江戸時代から長崎などで始まり、長崎県は今でも全国一位の生産量を誇っています。また、英語名は広東語から来ています。

暖かい穏やかな気候を好むため、九州から房総半島の暖かい地方で栽培され、また寒波によって生産量が左右される。

みずみずしいがすっきりした甘さの台湾のビワと比べ、実が大きく甘みが強いのが日本産のビワといえる。

美味しさの秘密

海の風と太陽の光、温暖な気候がおいしいビワを育てます。

長崎では江戸時代から茂木で栽培が始められた歴史もあり、今ではハウス栽培と露地栽培が行われています。初夏の短い期間が旬のフルーツです。

ビワは糖質、リンゴ酸、ビタミンA、P、クエン酸、カルシウム、リン、カリウムなどを豊富に含んでいます。


産地

長崎県

今の中国から持ち込まれた枇杷の種を茂木に住んでいた女性が自宅の庭に種をまいて育てたことがビワ栽培の始まりと言われています。今でも茂木には原木といわれる樹が残っています。