2023-4年冬季の台湾蜜ナツメ(インドナツメ)の予約販売終了いたしました。

台湾産インドナツメ   台湾蜜棗   Taiwan Jujube

インドナツメは、インドやスリランカの原産で日本では馴染みが薄い果物かもしれませんが、インドでは3,000年以上前から栽培されていたそうです

 通常5~8mぐらいの潅木となり、果実は2cmぐらいの小型のものから5cm程度の大型のものまで品種によって異なります。

果実は生食にされ、中の硬い核は薬用にされてきました。果実の外観は成熟するにしたがって、緑色から黄緑色になり、果肉は白いです。

台湾ではインドナツメの主な栽培品種は蜜棗(ミーザオ)といい、青リンゴのような形をしています。台湾で改良され、果肉が繊細でジューシーに、そしてサクサクで甘く香るようになりました。今では台湾の高級果物の一つとなっています。果皮は薄緑色でつやがあり、豊富なビタミンC等を含んでいます。台湾では冬のフルーツで、11月から3月ごろに出回って見かけるようになります。

 

美味しさの秘密

台湾で改良された品種

 インドナツメは上述のように古くからインド周辺を中心に栽培されてきましたが、最近になって台湾で改良が進み、甘みがのり、大粒の実に薄い皮とシャキシャキとした歯触りでちょっと高級な人気のフルーツになりました。ほのかな香りとジューシーさは他国産にはないものです。

●土壌の育成と選果

収穫が終わったら、土壌の育成。土に落ちた葉だけでなく実もそのまま土に戻し、葉が付いた枝はすべて切り落した土の肥やしに。

8月末には白い花が咲き、その後は間引きなどをしながら、残った実に栄養が十分いきわたるように育てられています。

 

ビタミンCB1及びB2を豊富に含んでいて、とりわけビタミンCは、スイカの5倍、ナシの9倍、リンゴの20倍と格段に多く含まれています。そのほか生果で糖分が25~35%、ルチン、カリウムも含んでいます。


産地

高雄市燕巣區、台南市楠西区等

高雄市の郊外、燕巣区は蜜ナツメと合わせて「燕巣三宝」と呼ばれるグアバ、文旦の産地でもあり、平野部は果樹栽培の適地です。また泥水が噴出する泥火山がある烏山頂泥火山自然保留区 もここに位置しています。


台湾産インドナツメ

青りんごのような見かけ、りんごと梨の間のサクサクとした食感、さらに山芋切った時のような若干のネバ気がありますが、後味すっきりの美味しいフルーツです!

ナツメには大きめのインドナツメ、小ぶりのチュウゴクナツメがあります。

インドナツメは近年台湾で改良が進んで、大きさも味も格段に良くなり、高級品種も出回ってきました。

インドナツメの選果風景