温室みかん 温室蜜柑 Greenhouse Mikan

一般にみかんと言う場合、温州みかんを指す。実際の原産地は日本不知火海沿岸が原産と推定されているが、当時の柑橘の名産地、中国温州にちなんで温州みかんと名付けられました。

 欧米では「Satsuma」「Mikan」などの名称が一般的で、 タンジェリン (Tangerine)・マンダリンオレンジ (Mandarin orange)と近縁の派生栽培種にあたります。

温州みかんの産地は主に関東以南の温暖な気候で湾内など静かな海に面した水はけが良い斜面の地形が多く、柑橘としては比較的寒さに強い品種です。露地栽培では9月から12月に果実が成熟し、熟すにしたがって緑色から黄色、橙色に変化してきます。

日本では通常接ぎ木によって増殖を行い、台木にはカラタチ、ユズなどがよく用いられていますが、果実品質向上等のため品種改良の際には種子繁殖も行われます。

みかんは一世帯あたりの消費量において近年バナナに抜かれるまで日本で最も消費量の多いフルーツでした。

温室みかんはそんな人気のフルーツを季節外の夏秋にも出荷しようとはじめられました。

美味しさの秘密

●ハウスと露地栽培のみかんの大きな違いは?

実はハウスのほうが品質が一定で良い場合が多いんです。外で栽培されている露地のみかんに比べて、温度や水を管理しやすく、みかんの味だけでなく、表面の見た目も傷や汚れが付きにくくきれいに仕上がるのが特徴です。

さらに、ハウスみかんはビニールにより外気と隔たれているので、露地みかんに比べて病害虫の被害も少なく、よって散布される農薬も比較的少なくなっています。


産地

愛知県・佐賀県

愛知県蒲郡や佐賀唐津の温室みかんは日本のみかん産地の中でやや高めの産地で、ハウスみかんのみの生産量は佐賀県が国内トップです。適温に保たれたハウス及び緻密な水分管理で育てられた絶品のみかんです。

風味がよく、皮が薄く果汁が多く、甘さが強く、程よい酸味との比率が絶妙です。

に唐津浜玉地区はハウス団地と言われているぐらいに一面みかんのハウスが広がっている大産地です。

佐賀蜜柑為日本蜜柑中高等級的品種,只有温室蜜柑的産量來看、第一名是佐賀県。以最佳室內恆溫及恰到好處的水分管理所栽培出來的絕品蜜柑,甜度高,風味絕佳,皮薄汁多,糖酸比例適中。特別唐津地區是被人家叫「温室公寓」、一面都是温室蜜柑的大産地。


佐賀県唐津市浜崎、玉島地区(旧浜玉町)は愛知県蒲郡市と並ぶハウスみかんの一大産地。主に京阪神地区に出荷される。また、唐津市の上場地区では「うわばの夢」という高糖度のみかん(ハウス・露地)を生産する。

ミカンの皮はむきやすくすぐにはがれ、食べやすい。そのおいしさは、含まれている糖と酸の量・バランスやホロの薄さなどによって決まる。


みかんは特に産地ではよく凍らせて冷凍みかんとして販売されていました。最近では皮をむいて凍らせた「むかん」が売っております。余った場合にはこのように凍らせてみるのもいいかもしれません。